回復期には、ときどき不思議な時間が訪れる。
苦しいわけではない。
むしろ静かで、穏やかに近い。
でも、その静けさの中からゆっくりと心が崩れ始めることがある。
私はその始まりを「ポツン」と呼んでいる。
今回は、回復期の中で起きる、「ポツン → 所属ゼロ → 崩れ」という流れについて書いてみたい。
朝の静かな時間
朝、ベランダに出ると空がゆっくりグラデーションになっていた。
少し寒いけれど、着る毛布を着ているからゆっくりとみていた。
QuietLaboに戻ると、壁が少しずつオレンジに染まり始めていた。
私は座椅子に座って、ぼんやりみていた。
何もしていない。ただ、静かだった。
半年前から始めた部屋の大改造
半年前ほどから、私は家を大改造することにした。
今までの空間は狭く、物が多くてごちゃごちゃしていた。
そこで、大型家具から思い切って処分することにした。
- ベッド
- デスク
- 使っていなかった家具
- 服
- 靴
とにかく使っていないものは、すべて手放した。
そして部屋の構成を考え直し、それぞれに名前をつけた。
- QuietLabo
- MovieLabo
- LaundryLabo
名前をつけたことで、部屋に役割が生まれた。
大改造が終わった瞬間
大改造が終わり、私はリビングの座椅子に座った。
「終わった。完成した。」
そのとき、はじめて思った。
「帰りたいと思える家ができた」
静かな時間が流れていた。
回復期に現れる「ポツン」という感覚
そのときの感覚は、寂しさとは少し違っていた。
空っぽ。
何かが足りないというより、何も残っていないような感覚だった。
回復期には、ときどきこういう時間がある。
そのとき、ふと思った。
「ポツン」
それが一番近い言葉だった。
ポツンは苦しい時間ではない
ポツンは、苦しい時間ではない。
むしろ静かで穏やかに近い。
何かをやりきったあと、ふぅっと力が抜けてそのまま空っぽになったような感覚。
ただ、ひとつ特徴がある。
時間が止まったように感じること。
そこから浮かぶ一つの問い
ぼんやりしている時間の中で、ある瞬間ふと考えが浮かぶ。
「あれ……私」
- 仕事もしていない。
- 学校にも行っていない。
- 家族もいない。
- パートナーもいない。
そのとき、私は気づく。
所属がない。
「所属ゼロ」という感覚
私はこの感覚を
「所属ゼロ」
と呼んでいる。
回復期では、この「所属ゼロ」から静かに心の崩れが始まることがある。
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この体験については、noteの「回復期シリーズ」で詳しく書いています。
回復期シリーズとして、これからも続けていく予定です。
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