※本記事では、私がディレクターとして関わった実案件をもとに、実績公開できない部分を仮想案件化してまとめています。
実際の作業プロセスや成果を紹介することで、どのようにサイト立ち上げをディレクションしているかをイメージしていただければと思います。
プロジェクト概要
- 宅食サービスの新規サイト「おうちで楽ごはん」の立ち上げに、ディレクターとして初参加。
- 企画設計書作成からキーワード設計、サイト構築、記事設計、TOPページ構成、記事校閲、最終チェックまでを担当。
- サイト全体で36記事の制作を想定し、ライター・デザイナーと連携しながら幅広くディレクションを行った。
ゴールと課題
ゴール:検索からの集客を増やし、初回申込につながる導線を整えること
- 想定ユーザーに響くキーワード設計がなく、記事テーマが散漫だった。
- 初回申込への導線が弱く、サービスの強みを十分に訴求できていなかった。
- 記事テーマが分散し、サイト全体像が見えにくかった。
- 競合他社と比較した際、信頼性や差別化の要素が不足していた。
取り組んだこと(プロセス)
- 企画設計書作成
- KW設計
- TOPコンテンツ作成
- コラム構成
- 初回投稿決定
- sitemap設計
- 最終チェック
企画設計書作成
クライアントの要望とターゲットを整理し、「申込につながる記事」を明確化。
記事・デザイン・SEOの方向性を共有することで、制作全体の基盤を整えた。
KW設計
「宅配弁当 おすすめ」「宅食サービス 比較」など収益キーワードを中心にリスト化。
「一人暮らし 食事サポート」「高齢者 宅食 安全性」など導入記事も網羅。
「冷凍弁当 比較」「宅配弁当 安い業者」など比較記事も含め、検討段階ごとに対応。
最終的に36記事へと優先度を絞り込んだ。
TOPコンテンツ作成
サービスの特徴を「健康」「コスト」「利便性」の3軸で整理。
申込ボタンは「サービス説明→料金比較→口コミ紹介」の後に配置し、自然な導線を設計。
コラム構成
検索意図を分類し、FAQ形式も使用。
栄養バランス・保存方法・コスト比較など多角的なテーマを網羅。
検索ボックスを設置し、ユーザーが知りたい答えにすぐアクセスできる設計を意識。
初回投稿決定
検索ボリュームが大きく、初回申込に直結しやすい記事を優先。
公開スケジュールを設定し、公開初期から集客導線を稼働させた。
sitemap設計
カテゴリ分けにより回遊導線を設計。
内部リンクで「比較記事→料金ページ→申込フォーム」へと自然に遷移できる構造を構築。
最終チェック
36記事をディレクション視点で精査。
タイトルタグ・見出し・内部リンクの整合性を確認し、SEO上の漏れを防止。
全体のトーン&マナーを統一し、ユーザー体験を損なわない仕上げを実施。
成果
- 導線設計の改善
- 競合との差別化
- 記事制作の効率化
- チーム連携の強化
- 収益基盤の構築
導線設計の改善
申込ボタンの配置を最適化し、ユーザーが迷わず申込ページに到達できる構造を実現。
競合との差別化
口コミ・事例・料金表を組み込み、信頼材料を提示。
比較検討の基板を強化。
記事制作の効率化
KW設計と初回投稿リストを明確化。
ライターが迷わず執筆できるよう、参考サイトのURL提示や記事内容を整備。
チーム連携の強化
ライター・デザイナー・クライアントの視点をそろえ、進行をスムーズに進める。
収益基盤の構築
キーワードを「収益記事・比較記事・導入記事」の3層に整理。
集客から申込への流れを最適化。
学び・工夫
- 企画設計書とKW設計の重要性
- 導線設計と申込率
- チームディレクション
- クライアント視点の大切さ
- 成長の実感
企画設計書とKW設計の重要性
ヒアリング内容をできるだけ形にしようと最初に丁寧に企画設計書を書くことでサイト全体の作業がスムーズに進行した。作った企画を納得できる形になるまで作り上げることで相手の希望するサイトを作れるようになった。
KW設計の意図を伝えておくことで、ライターさんからの記事が変わってきた。少しの意識が、変化をもたらした。
導線設計と申込率
ボタンや口コミの配置を初期段階から意識することで自然な申込導線を実現。
チームディレクション
Googleスプレッドシートで進行管理を行い、納期前にこまめに連絡をすることで、困ったときに迷わず連絡をもらえる体制を構築。
クライアント視点の大切さ
複数の訴求ポイントを整理し、最も強く打ち出す要素を優先的に設計。
成長の実感
初のディレクション案件で、手探りの状態で基礎を学び、チームを動かす経験を積むことができたのは大きい。
まとめ
宅食サービスの新規サイトを立ち上げ、企画設計から記事公開まで一貫して担当しました。
KW設計・導線設計・記事制作の進行管理を通じ、集客から申込につながる基板を構築できたことは大きな成果です。
とくに、ターゲットごとの訴求ポイントを整理し、ユーザーが安心してサービスを検討できる情報設計を実現できた点が大きな学びとなりました。
また、ライター・デザイナーとの連携を通じて、進行の工夫やチームディレクションの基礎を身に付けたことも大きなポイントです。
今後も、ジャンル商材に合わせ最適な導線を設計し、集客と成果を両立できるサイト構築を目指します。
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